小紋は江戸時代から伝わる昔ながらの柄もありますが、その柄をベースに、現代にマッチした新しい柄を作っています。型は伊勢白浜の専門の彫り師さんにお願いし、デザインの段階で何回も打ち合わせ納得いくものを作ります。彫りの職人さんはたくさんいるのですが、誰でもいいというわけではありません。パートーナー探しも重要です。
菱に竜
第三十七回日本伝統工芸染織展入選
文化庁長官賞受賞作
着物として着たときの姿を創造し、柄の組み合わせや色の濃淡をつけて作っています。とにかく時間がすごくかかる作業なので、一瞬の気のゆるみも許されません。彫りの職人さんと相談しながら、新しい物を発見できないかと常に考えています。毎日が勉強です。
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